1. 楽天モバイルの料金のいま
公式の「Rakuten最強プラン」は段階制で、
- 3GBまで：1,078円（税込）
- 3GB〜20GB：2,178円（税込）
- 20GB〜無制限：3,278円（税込）
という形です。
ここに「最強家族プログラム」（2回線以上で1回線あたり-110円）が入ると3GBまで968円になり、年代別の「最強青春プログラム」「最強シニアプログラム」などを重ねると858円、子どもなら538円まで落とせる──というのが“最安ルート”です。
「無制限で3,278円」というラインは、他社の“完全かけ放題込みで使い放題”よりかなり低めなので、ここが楽天の大きな武器です
2. 楽天モバイルのメリット
① 無制限までの価格が分かりやすく安い
20GBを超えても3,278円で頭打ちなので「今月どこまで使うか分からない」「テザリングもする」人には計算がしやすいです。povo2.0で同じことをしようとすると、月のどこかで追加トッピングが必要になって合計が読みにくいので、使い放題派には楽天の段階制のほうが楽です。
② 楽天市場のポイントアップと組みやすい
楽天モバイルを契約していると、楽天市場での買い物ポイントが+4倍（合計5倍）になる特典があり、「スマホ代そのもの」＋「毎月の買い物」でトータルの得が出しやすいです。ECを毎月使う人だと、実質料金をもう一段下げるイメージで書けます。
③ 家族・年代プログラムで“1,000円以下回線”を量産できる
家族で2〜3回線まとめると3GBまで968円、さらに年齢条件が合えば858円になるので、「子ども用スマホ＋親のサブ機」を楽天で揃えると、他社の3GB 1,600円前後より確実に安くなります。UQモバイルの3GBは1,628円なので、単純比較なら楽天が有利。
④ 事務手数料0円で始めやすい
新規・MNPともに手数料がかからないので、「とりあえず1回線だけ様子見したい」「キャンペーンのポイントだけ取りたい」という訴求がしやすいです。
⑤ キャンペーンがポイント型なので広告に載せやすい
最近は「MNPで最大14,000ポイント」「端末同時でさらにポイント」といった“ポイント進呈
3. 楽天モバイルのデメリット・注意点
① エリア・速度で「常に最強」とまでは言い切りにくい
2025年の時点で基地局はかなり増えているものの、「山間部・地下・ビル奥」などでドコモ／au／ソフトバンクと比べるとつながりにくい指摘はまだあります。料金が安い分、ここはユーザーの実利用エリアを記事側でフォローしてあげると親切です。（「普段の生活圏が都市部なら問題になりにくい」などの書き方）
② 通話品質はRakuten Linkアプリ依存
“通話かけ放題”をアピールする場合は「Rakuten Linkアプリを使えば無料。ただし一部対象外番号あり」と必ず書き添える必要があります。標準電話アプリでかけると従量課金になるので、ライトユーザーだと「思ったより請求が出た」パターンが起こり得ます。
③ 3GBの“定額プラン”ではない
3GBで“固定1,078円のプラン”ではなく、あくまで「その月に使った量で決まる」ので、たとえば動画を見て4GB使った月は自動的に2,178円に上がります。ここはUQやワイモバイルが「3GBならずっとこの値段」と言いやすいのに比べると説明が必要です。
④ 家族・年代プログラムは“条件が合わないと”安くならない
ひとり暮らし・40代・2台目なし──という人がそのまま申し込むと1,078円で、LINEMOの3GB 990円に負けてしまいます。家族割や年齢割をうまく紹介できるブログ構成にしておきましょう。
⑤ 他社の期間限定値引きには負けることがある
UQモバイルやワイモバイルは“光回線セット”“自宅セット割”を絡めると一気に安くなることがあるので、「単体で見れば楽天が安いが、固定回線とのセットをすでに組んでいる人はそのままの方が得」という書き分けが必要です。
4. 主要プランの価格ざっくり比較（2025年10月版）
| 会社・プラン | 月額めやす | データ量 | 特徴・備考 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン | 1,078円（家族で968円） | 3GBまで段階制 | 楽天経済圏でポイント+4倍、無制限3,278円が強い。 |
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン | 2,178円 | 3〜20GB | 20GB超えたら3,278円で頭打ち。 |
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン | 3,278円 | 20GB〜無制限 | テザリング多用でもこの価格。 |
| ahamo（ドコモ） | 2,970円 | 30GB＋5分かけ放題 | 2024/10から20GB→30GBになっても価格据え置き。エリアの安心感。 |
| UQモバイル トクトク系/新プラン※ | 約1,628円〜 | 3GB | くりこし・auセットで安く。2025/11に一部改定あり。 |
| LINEMO ミニプラン | 990円 | 3GB | 単身で3GBだけなら最安級。PayPay連携が得意。 |
| povo2.0 | 0円〜 | トッピング分 | 使わなければ0円、使う月だけ購入。長く使うと楽天の段階制に軍配。 |
※UQは2025年11月以降に110〜220円程度の値上げと容量調整が入る予定なので、記事にするときは「2025年10月時点」「2025年11月以降」で書き分けると親切です。
5. 楽天モバイルを選ぶと得な人・そうでない人
得な人
- 毎月のデータ量がバラバラで、たまに30〜40GB以上使う
- 楽天市場をよく使う、楽天カード・楽天銀行などを持っている
- 家族で2回線以上まとめられる or 対象年齢の家族がいる
- 通話はRakuten Linkでいい、という理解がある
そうでない人
- 毎月ほぼ3GBで安定していて、最安を狙うならLINEMO 990円の方が早い
- 地方・郊外・地下などエリア優先で考えたい
- ドコモショップなどでの対面サポートを使いたい（→ ahamoは基本オンラインですし、そもそも楽天は対面サポートが限定的）
6. ブログに書くときのポイント
- キャンペーンは「ポイント還元」「進呈上限あり」「条件あり」を必ずセット表記
- “1,000円以下で持てるスマホ”という言い方は家族割・年代割が前提だと明示
- 他社比較は容量で揃える
→ 3GB帯：楽天1,078円／LINEMO990円／UQ1,628円 → LINEMO最安・楽天は楽天経済圏で逆転
→ 20〜30GB帯：楽天2,178〜3,278円／ahamo2,970円 → “安定して毎月20〜30GB使うならahamoのほうがわかりやすい”と書けます。 - 「使わない月は0円にしたい」層はpovo2.0に誘導して差別化
→「常にSIMを差しておきたい＝楽天」「サブ機で半年に1回だけ使う＝povo」と書くと読者が迷いません。
1. 楽天モバイルの家族割（最強家族プログラム）とは？
楽天モバイルの「最強家族プログラム」は、同じグループに2回線以上参加すると1回線あたり毎月110円（税込）割引される仕組みです。3GBまで1,078円→968円というイメージですね。しかも、子ども向け・学生向け・シニア向けの“年齢別プログラム”と重ねると528円〜858円帯まで落とせるのが最大の特徴です。
ポイントはここです。
- 割引額：1回線あたり110円
- 対象：Rakuten最強プラン（音声＋データ、データタイプも2024/8〜対象）
- 条件：2回線以上でグループ化（my 楽天モバイルで完結、書類提出ほぼ不要）
- 最大回線数：ページによって表現が違いますが、実質かなり多くの回線を束ねられるよう緩和されています（姓の一致なども緩め）。
- 2025/2分からは月途中参加でも割引は日割りせず一律110円に変更、という運用のしやすさもあり。
つまり楽天は「とにかく参加しやすい・オンラインで終わる・年齢割と重ねられる」がウリです。ここが他社と大きく違います。
2. でも…他社の家族割の方が「割引額」自体は大きいことが多い
ここがよく混乱するところなので、先に言い切ると──
- 楽天モバイル：110円引き／回線
- UQモバイル：550円引き／回線（しかも全員）
- ワイモバイル：2回線目以降が550〜1,100円引き
- ahamo：家族割による料金の直接値引きはなし
です。金額だけ見ると、楽天の110円は見劣りします。
ではなぜ楽天が「家族でおトク」と打ち出せるのか？ それは**もともとの基本料金が段階制で安いから、110円でも実質“下限が見える”**ようになるからです。さらに年齢別プログラムを重ねると「うちの子は528円で持てた」でインパクトを出せる、という構造になっています。
3. 各社の家族割をならべてみる
| 項目 | 楽天モバイル | UQモバイル | ワイモバイル | ahamo |
|---|---|---|---|---|
| 割引名 | 最強家族プログラム | 家族セット割 | 家族割引サービス | なし（ドコモの家族グループに参加は可） |
| 割引額 | 1回線110円 | 1回線550円 | 2回線目以降550〜1,100円 | 料金自体は割引されない |
| 対象回線数 | 多数OK（条件ゆるめ） | 最大10回線まで | 家族なら複数OK | – |
| 申込みのしやすさ | アプリで完結、姓の条件も緩い | 別住所可だが書類要のことも | 店頭 or オンライン | – |
| 併用できるおトク | 年齢別プログラムでさらに▲220〜440円相当の世界をつくれる | 親子応援割で1,320円引きなど別枠あり | PayPayカード割と重ねると強い | ドコモ光セット割はahamo対象外 |
表だけ見ると、月額の割引パワーは「UQ・ワイモバイル＞楽天＞ahamo」です。ですのでブログでは「楽天は“家族割そのものの金額”で勝負しているのではなく、“家族で参加しやすくて、さらに年齢で下がる”ところが特徴」と説明しておくとユーザーが迷いません。
4. 楽天モバイルの家族割が効くパターン・効きにくいパターン
4-1. 効くパターン
（1）親＋中高生＋小学生の3〜4回線
- 親：最強プラン 1,078円 → 家族割で968円
- 中高生（13〜22歳）：最強青春プログラム 1,078円 → 家族割968円 → 年齢割で858円
- 小学生（12歳以下）：家族割968円 → こどもプログラムで528円
このように“1,000円以下の回線が2本、500円台が1本”みたいな構成がつくりやすく、「子どもの初スマホを安く持たせたい」記事の着地点にしやすいです。
（2）おじいちゃんおばあちゃんをまとめる3世代構成
楽天は65歳以上のシニアプログラムでも毎月110円オフになるので、「親世代がもう楽天を使っているなら、祖父母もまとめておくと全員割引」という書き方ができます。UQやワイモバイルでも家族にはできますが、離れて暮らす祖父母だと書類が要ることが多く、オンライン完結でいくなら楽天が説明しやすいです。
（3）“楽天経済圏でポイントをもらうのが主目的”の家族
家族で加入＝全員が楽天IDを持つようになるので、楽天市場のSPUを家族で底上げできます。割引そのものは110円でも、「スマホと買い物をまとめたら実質数百円〜千円台で使えた」としやすいです。
4-2. 効きにくいパターン
（1）大人2人だけの世帯
夫婦2人で楽天にしても、2人で220円引きにしかなりません。これならUQで2人とも-550円のほうが数字としては分かりやすいです。
（2）「とにかく月額を1,000円切らせたい」が目的の単身者
家族割に参加できないと楽天は1,078円のままなので、LINEMOの3GB 990円に負けます。ここは“家族がいない人はLINEMO・povoも検討を”と書いておいたほうが親切です。
（3）すでに光回線セットでがっつり下がっている家
auひかり＋UQの家族セット割や、ソフトバンク光＋ワイモバイルのパターンは、スマホ側の割引が550〜1,100円で入るので、わざわざ楽天で110円だけもらうより現状維持のほうが得、というケースがかなりあります。
5. 「楽天は110円しか引かないのに、なぜ選ばれるのか？」
ブログや広告用の記事だとここをちゃんと書いておくと炎上しにくいです。要点は3つです。
- 割引よりも“対象が広い・オンラインで終わる”のが価値
→ UQ・ワイモバイルは別住所でもOKになってきましたが、証明書が必要になるケースが残っています。楽天はmyアプリでまとまりやすいので、親が地方、子が都市部にいるケースでもまとめやすいです。 - 年齢別プログラムを重ねると“見た目の割引額”は110円どころじゃなくなる
→ 結果として「家族で入ると子どもが528円で持てた」というストーリーにできる。ここが実質的な割引幅。 - 元の料金が段階制で安いので、110円でも効く
→ 1,078円→968円は1割近い値引きです。UQの3GB 1,628円→1,078円（親子応援割）みたいなドカンと下がる例には負けますが、そもそも出発点の価格が違います。
まとめ
楽天モバイルは、家族・年代の割引をかけられる人と、楽天市場を毎月使う人には“実質1,000円以下〜無制限3,278円”というかなり強い価格帯を提示できます。一方で、単身で3GB固定・エリア最重視という人にはLINEMOやUQモバイルのほうがわかりやすく、毎月20〜30GBを安定して使う人にはahamoが安心という住み分けになります。ここをはっきり書き分けると、キャンペーン紹介記事でも「楽天を推しすぎている」感じにならず、広告ポリシー的にも安全に仕上がりますよ。
